新刊情報

『京都下鴨 神様のいそうろう』角川文庫  8月23日頃発売

京都の下鴨神社近くにある親戚宅で暮らす春宮萌は、平凡な高校1年生。
幼い頃は、不思議なものが視えたり、人の心の声が何でも聞こえてしまうことに苦しめられていたが、強い力を持つ美貌の幼馴染・賀茂理龍(りりょう。拝み屋さんの澪人と小春の息子)と出逢い、彼に救われた。
今は理解ある場所や友人にも恵まれ、大学生となった理龍を「生き神様」と崇め、彼を“推し活”する平和な日々を送っている。
そんな萌子の許には、ときどき「神様のいそうろう」という不思議な存在がやってくる。
彼らは、動物たちの体を借りて現世を視察しにきた神様や神使たちのことで、理龍と萌子は、彼らの困り事の解決や願いを叶える手助けをしている。
新たに萌子の許にやってきたのは、つがいのモルモットに入った神様。
けれど、2匹(2柱)は、自分たちが本当は何者で、何のために現世にやってきたのか記憶を失ってしまっていた。
さらに、「都七福神」を祀る7つの神社から、それぞれ七福神たちが消えてしまうという事件が起きて……!?

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夏の暑さも和らぎ出した9月1日。夏休み中の葵が、いつものように清貴と二人で『蔵』の店番をしていると、ジウ・イーリンが訪ねてきた。10月から京都にある大学の大学院の修士課程に通うというイーリンは、”葵のことをもっと知る”ために、『蔵』でバイトをすることになった。
父・イーフェイからある”宿題”を出されていいたイーリンだが、『蔵』での日々を通して、自らの秘密にたどり着くことになる――シリーズ、第21弾!

経歴

2013年エブリスタ主催第二回電子書籍大賞でデビュー。『京都寺町三条のホームズ』(双葉社)が第四回京都本大賞受賞。著作に『わが家は祇園の拝み屋さん』(KADOKAWA)『満月珈琲店の星詠み』(文藝春秋)『京都船岡山アストロロジー』(講談社)など。

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